オーストラリアに実際に留学したら、日本とどんな違いがあるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
筆者は学生時代にオーストラリアに1年留学しましたが、初めて知った現地の環境や習慣に驚くこともたくさんありました。
今回はそんなオーストラリア留学で体験した「あるある?!」なカルチャーショックやハプニングをご紹介します。
これから留学を控えている方は、ぜひ心の準備として読んでみてください!
オージー編

距離感が近い
オーストラリアの人はフレンドリーな人が多く、話したことのない相手でも「Hi, how are you?」と挨拶してくれたりします。
学校の先生のことも苗字ではなく、名前で呼んでいました。
人との距離感が近いのか、警戒心が強くないのか、寮でタオルだけ巻いてバスルームに行っている人とバッタリ会って(男女とも!)、こちらが目のやり場に困りました汗
訛り・スラングが聞き取れない
オーストラリアには独特のアクセントやスラングがあり、聞き取りに苦戦することが多々あります。
しかも結構早口です。
勇気を出して聞き返したり、ゆっくり話してもらいましょう。
オージーイングリッシュについては、以下の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。
時間にルーズ
オーストラリアの人は基本のんびりです。
「しまった、待ち合わせの時間に遅れた!」と焦って向かうと、ちょうどそのくらいに人が集まってきたりします。
ただし、学校の試験開始時間などは「どうせ遅れるだろ」と油断せず、ちゃんと守るようにしましょう!
食べ方がワイルド
ランチはお弁当箱に色とりどりのおかずを入れて…ということはまずありません。
薄~い食パンに具をテキトーに挟んだサンドイッチをラップや袋に包んで持ってきて、外でも構わず食べていました。
あとは、リンゴを服で拭く→丸かじり→芯だけポイッ、というアニメでよく見るやつを本当にやります。
習慣編

くしゃみの仕方と反応が違う
くしゃみをする時は手ではなく、肘の内側で口を覆います。
また、日本では人がくしゃみをしても大体スルーですが、オーストラリアで授業中にクラスメイトがデカめのくしゃみをした時は、あちこちから「Bless you!」とデカめの声が返ってきました。
挙手が人差し指1本
授業で手を挙げる際に気付いたのですが、日本のように指を5本全部立ててパーの手で挙げるのではなく、人差し指1本を軽く立てて挙げていました。
直接理由を聞いたことはないのですが、欧米(特にドイツやフランスなど)では手のひらを正面に向けてピンと伸ばすのは、ナチスの敬礼を彷彿させるためタブーのようです。
傘を差さない
オーストラリアの人はちょっとくらいの雨では傘を差しません。
フードを被るくらいで気にせず濡れています。
傘を差すのも面倒なほど面倒臭がりなのか、濡れるのを気にしないほど寛大なのか…
環境編

野生動物に出くわす
さすが自然豊かなオーストラリア、野生のカンガルーや多種多様の鳥が街やキャンパスにいます。
特に鳥は、ブラックスワンからよく分からないカラフルなものまで本当に多いです。
※野生動物を刺激したり、襲われないように注意しましょう。
土地が広くて迷う
なんせ国土が広大なので、「近い」と聞いていた目的地が徒歩で何十分もかかることがあります。
規模の大きい学校に通う場合、キャンパス内に棟や施設がいくつもあるので、慣れるまでは地図がないと迷子です。
建物間の移動にいちいち時間がかかるので、その時間も加味して出発しないと授業に遅刻します。
文化編

ベジマイトの洗礼を受ける
「オーストラリアの国民食と言えばコレ!」のベジマイトをぜひ食してみてください。
美味しいと感じるかどうかは…みなさん次第です(´∀`)
オージーたちは私の(マズそうな)リアクションを楽しそうに見守っていました。
パーティーで変身
フォーマルなパーティーに参加した際、普段はTシャツや短パン、レギンスなどラフ~な格好をしているのに、スーツからドレスからメイクにヘアまでキメキメで来てそのビフォーアフターぶりにびっくりでした。
あと、ダンスしだしちゃうのも日本にはない文化ですね。
中国人に間違われる
「中国出身?」と聞かれたり、中国語で話しかけられることがたまにありました。
オーストラリアには中国人も多くいますし、同じアジア人だから外見ではどちらか区別つかないか…とも思いますが、間違われたら「日本人です!」と訂正していました。
セクシュアリティをオープンにしている人が多い
自分の周りにはLGBTQの人、それをオープンにしている人が結構いました。
カミングアウトする人もいれば、隠してはいないという人もいます。
お互い特に気にすることなく接していますし、日本より多様な性にフレンドリーな環境だと感じました。
交通編

バスは手を挙げないと停まらない
バス停で待っていても、手を挙げて「乗ります」アピールをしないと通り過ぎてしまいます。
私もこの文化を知らなかったので、やっと来た~と待っていたバスが行ってしまい「え、何で?!」と何本見送ったことか…
そもそも時間通りに来なかったり、まあ当てにならないです。
バスの運転手に「ここ行きますか?!」と聞き、なるべく運転席の近くに座って降りる所を見逃さないようにし、運転手に「着いたよ」と教えてもらうのが確実です。
横断歩道との格闘
場所にもよりますが、オーストラリアの横断歩道はボタンを押さないと青になりません。
しかも青の時間が短く、すぐに「渡り切れ / 渡り始めるな」の赤点滅に変わってせかされます。
いかに誰かが押した青にタイミングよく当たれるか、短い青と赤点滅の間に渡り切れるかが勝負です。
(おおらかなオージーでもボタンを連打していました笑)
まとめ:違いも楽しむ!
オーストラリアで留学生活をしてみると、「これがオーストラリアか!」という「あるある」な瞬間に遭遇すると思います。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、固定観念が取っ払われたり、視野が広がったり、寛容になれたり…自分を成長させてくれることは間違いありません。
それに大体のことは後で振り返れば笑い話になります。
これから留学を考えている方は、ぜひ「違いを楽しむ気持ち」を持ってオーストラリアへ飛び込んでみてください。
きっと、人生観が変わる留学体験になるはずです!


