英検1級ってどんなもんなんだろう、受けてみたいけど難しすぎないかな…と自信が持てない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、
- 英検1級のレベルはどのくらい?
- 合格点は何点?
- 合格率は何%?
- 英検準1級よりどのくらい難しい?
こういった疑問にお答えします。
いざ挑戦してみようにも、学生の方なら普段の学校の勉強との両立、社会人の方なら仕事との両立は正直かなりキツイですよね…
私は英検1級を社会人になってから取得しましたが、仕事と両立しながらなんとか半年で一発合格しました。
まずは英検1級のレベルをざっくり把握してから、自分にあった合格ロードマップを作っていけば大丈夫です!
英検1級のレベルは大学上級程度
英検の公式サイトによると、英検1級の目安は「大学上級程度」とされています。
私も大学まで英語を学び、卒業してから取得しました。
大学院在学中に取得した友人もいます。
あくまで1つの目安ですが、大学で英語の学科を専攻していた人や留学をした人など、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能をまんべんなく一定期間高めた人は合格を目指せる印象です。
また、英検1級の審査基準は「広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」とのことです。
大分抽象的ですが…
確かに試験内容には政治や経済、歴史などあらゆる内容が盛り込まれているので、小手先の英語力だけでは太刀打ちできず、社会的知識も必要になります。(筆者はここが足りなかった…)
合格点はCSEスコア2630点
英検では「英検CSEスコア」を採用しています。
「英検CSEスコア」とは、国際標準規格の「CEFR(セファール)」に対応したユニバーサルなスコア尺度CSE (Common Scale for English) を英検の各級で表記したものです。
参照元:英検CSEスコアとは(公益財団法人 日本英語検定協会)
各技能の正答数をもとに技能別スコアが算出され、合格基準スコアに達すれば合格と判定されます。
<一次試験>
測定技能:リーディング、リスニング、ライティング
満点:2550点
合格基準スコア:2028点(満点の約80%)
<二次試験>
測定技能:スピーキング
満点:850点
合格基準スコア:602点(満点の約70%)
<総合>
満点:3400点
合格基準スコア:2630点(満点の約77%)
各技能で7割程度スコアを取れれば合格となる方が多いようですが、合格安心ラインとしては8割以上を目指すことをおすすめします。
合格率は10%前後
合格率は一般的に10%前後と言われています。
2016年度以降は合格率が公表されていませんが、2015年度の合格率は約12%でした。
10人受験したら8〜9人は不合格になってしまう割合です。
この合格率の低さからも、英検1級がかなり難しいことがわかりますね。
英検準1級との比較
すでに英検準1級を取得していて、次は1級に挑戦してみたいという方もいると思います。
準1級のレベルは「大学中級程度」とされています。
合格点は英検CSEスコア2304点で、満点である3000点の約77%です。
また、合格率は一般的に15%前後と言われています。
1級 | 準1級 | |
レベル | 大学上級程度 | 大学中級程度 |
合格点 | 2630/3400点(満点の約77%) | 2304/3000点(満点の約77%) |
合格率 | 10%前後 | 15%前後 |
準1級も決して簡単に合格できるレベルではありませんが、1級はさらに難易度が上がります。
準1級を満点近くで合格した方と、合格点ギリギリで合格した方では700点近く差があるので、対策の方法も変わってきます。
まとめ:敵を知って己を知る!
今回は英検1級のレベルについてサクッと見てきました。
「やっぱ難しそう…」と尻込みしてしまう方もいるかもしれませんが、逆に合格率10%の難関資格に合格できたら大きな自信に繋がります。
まずは英検1級ってこんな感じと敵(?)を知ったところで、今の自分のレベルにあわせて合格ロードマップを作っていきましょう!