「留学すれば、英検1級も簡単に合格できる?」
留学を考えている人や、留学経験がある人の中には、そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。
しかし、留学経験があっても、英検1級は決して楽勝ではありません。
留学で英語力が伸びても、合格するには英検に特化した対策が必要です。

私は大学時代にオーストラリアへ1年留学し、帰国後に英検準1級を取得しました。その後、社会人になってから、独学で英検1級に一発合格しました。
留学で培った英語力は、もちろん英検1級にも活かせます。
ですが、実際に挑戦してみると、留学で身につく英語力だけでは乗り越えられない壁もありました。
この記事では、自分の経験をもとに、留学しても英検1級が難しい理由と、合格に向けて必要な対策を紹介します。
なぜ留学しても英検1級は難しいのか?

理由1:日常会話と英検1級では使う語彙・トピックが違う
留学すると、日常会話で使う表現や、自分の専攻に関する語彙は増えます。
しかし、日常生活で使う英語と、英検1級で求められる英語は同じではありません。
英検1級では、難易度の高い語彙に加え、社会問題や学術的なテーマなど、日常会話ではあまり触れないトピックも扱われます。
そのため、英語を使って生活していても、馴染みのないテーマについて理解したり、自分の意見を組み立てたりするのは簡単ではありません。

自分は社会性の高いトピックに関する知識がなさすぎて、特にライティングとスピーキングでは、最初は日本語ですら何のアイディアも出ないくらいでした。
理由2:試験形式に慣れる必要がある
英検1級では、難しい単語を覚えるだけでなく、長文読解やライティング、スピーキングなど、それぞれの形式に合わせた対策が欠かせません。
さらに、一次試験は筆記試験の後にリスニングが続くため、長時間にわたって集中力を維持する必要があります。

私の場合、社会人になってしばらく英語の勉強から離れていたこともあり、勉強する習慣を取り戻すところからのスタートでした。
それでも留学経験は英検1級に活かせる

前章では、留学しても英検1級が難しい理由を紹介しましたが、留学経験が役に立たないわけではありません。
留学期間や現地での過ごし方にもよりますが、留学で培った「読む」「聞く」「書く」「話す」の基礎力は、英検1級でも強みになります。
英語で授業を受けたり、現地の人と会話した経験は、英検の問題を解くための土台になります。
留学で伸ばした英語力を活かしながら、英検1級特有の対策を加えることが大切です。
英検1級に合格するには何が必要?

では、留学経験を活かして英検1級に合格するには、何をすればいいのでしょうか?
私がおすすめするのは、次の3つです。
合格までの道筋を把握する
英検1級を目指すとき、まず迷いやすいのが「何から勉強し、どの順番で対策を進めればいいのか」という点です。
単語、長文読解、リスニング、ライティング、二次試験の面接など、対策すべきことはたくさんあります。
やみくもに勉強を始めるのではなく、合格までに必要なことを洗い出し、どの順番で何に取り組むかを決めておくと、効率よく対策を進められます。
英検1級対策の流れは、以下の記事でまとめているので、ご覧ください。
厳選したテキストを用意する
英検1級の対策は一筋縄ではいきませんが、参考書を何冊も買えばいいわけではありません。
教材を増やしすぎると、どれも中途半端になってしまいがちです。
中でも、単語帳と過去問は必須と言ってもいいでしょう。
初めはこの2つを軸に勉強し、必要に応じてライティングやスピーキングなど、苦手分野の対策教材を追加するのが効率的でおすすめです。
私が実際に使った参考書5冊は、以下の記事で紹介しているので、教材選びの参考にしてみてください。
勉強時間を確保して、手を動かす
留学経験があっても、英検1級の試験対策には時間がかかります。
教材を用意したら、次は勉強をルーティン化していきましょう。
特に社会人の場合、仕事や家事で忙しく、まとまった時間をなかなか確保できないこともあると思います。
生活の中で無理なく続けられる時間を見つけ、少しずつ取り組むことが挫折を防ぐコツです。
英検1級合格にどれくらいの勉強時間が必要なのかは、以下の記事で解説しています。
まとめ:留学経験を英検1級合格の武器にしよう
留学経験があっても、英検1級はノー勉で合格できるほど甘くはありません。
日常会話や専攻に関する英語が身についていても、英検独自の語彙や出題形式に対応するためには、それに合わせた試験対策が必要です。
一方で、留学で培った英語スキルは、英検1級合格を目指すうえでも強みになります。
留学経験を土台にして、英検に特化した対策を積み重ねる
これが、留学経験を英検1級合格の武器にするためのポイントです。
これから英検1級を目指す方は、まずは合格までの道筋を把握し、教材をそろえるところから始めてみてください!




