「英語を学ぶなら、やっぱり英語圏に留学してみたい」
そう思ったとき、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、候補の国がいくつもあって迷いますよね。
「オーストラリア留学ってどんな感じ?」
「留学先としてオーストラリアを選ぶメリットは?」
「自分にオーストラリア留学は合っている?」
そんな疑問を持っている方に向けて、この記事では、オーストラリア留学のメリット・デメリットを、実際に1年間留学した経験をもとに紹介します。
- 大学生のときに1年間の交換留学
- 小規模な都市に滞在
- 寮生活
現地で生活してみて感じた「オーストラリアを選んでよかった」点から、留学前に知っておきたかったことまで、オーストラリア留学のリアルをまとめています。
ぜひ留学先選びの参考にしてみてください。
オーストラリア留学のメリット13選

英語を学べること以外に、現地で過ごしてみて分かったオーストラリア留学の魅力を13選紹介します。
治安が良い
オーストラリアは、世界の中でも比較的治安のいい国とされています。
世界の平和度を測る「Global Peace Index 2026」では、20位と上位に位置しています(日本は10位、アメリカは134位)。
銃規制や飲酒・喫煙に関するルールも厳しめです。

場所にもよりますが、夜一人での外出は避ける、所持品から目を離さないなど最低限気を付けていれば、大きな危険は感じませんでした。
ただし、「日本と同じ感覚で生活して大丈夫」というわけではないので、油断せずしっかり安全対策をしましょう。
また、人種差別もほとんど聞きませんでした。
私自身、大学や旅行先を含め、態度や言葉で差別されたことはなかったです。
初めての海外留学でも、安心して生活をスタートしやすい国だと感じます。
住みやすい都市が多い
オーストラリアは、国そのものだけでなく、都市の住みやすさも評価されています。
EIUによる世界で最も住みやすい都市ランキング「Global Liveability Index 2026」では、メルボルンが世界3位、シドニーが4位、アデレードが8位にランクインしました。
都会で便利に暮らしたいならシドニーやメルボルン、もう少し落ち着いた環境がいいなら都市部から少し離れるなど、自分の好みに合わせて選びやすいです。
自然が豊か
オーストラリアといえば、広大な自然も外せません。
私が生活していた場所でも、日常の中で野生動物に遭遇することがありました。

通学途中でカモに追いかけられたり、公園の木の下でカンガルーが寝ていました。
目まぐるしい留学生活の中でも、自然があふれる環境は、つかの間の癒しになります。
長期休暇に世界遺産や観光地へ足を伸ばせば、自然だけでなくオーストラリアの歴史や文化にも触れられます。
過ごしやすい気候

オーストラリアは国土が広く、地域によって気候が大きく異なります。
ただ、留学先として選ばれることの多い都市では、比較的穏やかな気候で、一年を通して過ごしやすい場所が多いでしょう。
私が住んでいた都市は、夏は日本と違ってカラッと乾燥していたため、ジトッとした暑さは感じませんでした。
冬もそこまで寒さが厳しくなく、雪がちらついたときは、周りがちょっとした騒ぎになったくらいです。

日本は四季があり、暑い・寒い、多湿・乾燥を経験しているので、気候の違いにもおおかた順応できると思います。
多文化国家である
オーストラリアは多文化国家で、多くの国・地域をバックグラウンドに持つ人が暮らしています。
オーストラリア統計局(ABS)によると、2025年には人口の32.0%が海外生まれで、ほぼ世界中の国が出身国として含まれているとのことです。
私の留学先でも、イギリス、インド、中国、シンガポール、アメリカ、ブラジルなど、さまざまな国から学生が集まっていました。
そのため、国際交流がしやすく、日本人だから浮いてしまう、ということもほぼありませんでした。
英語を学ぶだけでなく、
- 国による性格や文化の違いがはっきり分かる
- 日本を外からの視点で見られる
- 自分が「普通」だと思っていたことが普通とは限らない
といった、異なる文化や価値観を知るきっかけにもなります。
オージーののんびりした雰囲気を味わえる
「オージーはおおらかでのんびりしている」というイメージを耳にしたこともあるかもしれません。
もちろん人によりますが、日本のように何でもきっちりしているわけではなく、「No worries(気にしない、大丈夫)」という言葉に表れるような、ゆったりした雰囲気を感じる場面もあります。

待ち合わせの時間ぴったりには来なかったり、ラフな格好で歩いていたり。
やきもきしたり、カルチャーショックを受けることもあるかもしれませんが、自分の英語がつたなくても、ちゃんと聞いて返してくれるおおらかさにも救われました。
教育水準が高い
「QS世界大学ランキング2027」では、オーストラリアの大学のうち6校が50位以内にランクインしています(日本トップの東京大学は39位)。
- ニューサウスウェールズ大学(19位)
- メルボルン大学(22位)
- シドニー大学(28位)
- オーストラリア国立大学(29位)
- モナシュ大学(31位)
- クイーンズランド大学(40位)
また、大学だけでなく、海外留学生向けの英語集中コース「ELICOS(English Language Intensive Courses for Overseas Students)」もあります。
大学で専門分野を学びたい人から、まずは英語を集中的に学びたい人まで、目的に合わせて学び方を選びやすいです。

留学先の学生は、すでにどんな仕事に就きたいか考えていて、意識が高い学生が多いと感じました。
留学生を守るための制度が整っている
オーストラリアには、留学生が安心して学べるよう、教育機関の質やサービスを一定の基準で管理する「ESOS(留学生のための教育サービス法)」という法的な枠組みがあります。
学生ビザで留学生を受け入れる教育機関やコースは、この法律に基づく基準を満たし、政府の「CRICOS(留学生対象教育機関・コース登録)」への登録が必要です。
万が一、学校がコースを提供できなくなった場合にも、別の教育機関で学びを続けるための支援や、条件に応じた授業料の返金など、国の制度が整っています。
日本との時差が小さい

オーストラリア国内でも3つの標準時があり、州によってサマータイムもあるので変動しますが、それでも日本との時差は30分~2時間程度です。
留学前に現地とやりとりする際も、現地から日本の家族や友人と連絡する際も、時差をあまり気にせずに済むので助かります。
学生ビザでアルバイトも可能
オーストラリアの学生ビザ(Subclass 500)では、留学中の就労が認められています。
- 学期中:2週間で最大48時間まで
- 長期休暇中:就労時間の制限なし
絶対におすすめというわけではありませんが、社会経験や交流の目的、または留学中の生活費を補うためには、ありがたい制度でしょう。
働く場合は、ビザの条件だけでなく、最低賃金や税金、給与明細など、オーストラリアの労働ルールも確認しましょう。
見た目をあまり気にしなくていい
服装や髪形に無頓着な私にはありがたかったのが、見た目をあまり気にしなくてよかったことです。
さまざまな国・地域の人がいるため、肌の色や体型、髪質などの違いが目立つこともないですし、普段の学生の服装もかなりカジュアルです。

朝シャンした髪のままだったり、スポーツウェアだったり、ノートとペンだけ持って授業に来る人もいました。
余計なことに気を遣わず勉強に集中できる環境は、個人的にはとても楽でした。
食事が健康的
食事付きの寮に住んでいたのですが、ハンバーガーやピザばっかりということはなく、
- お米
- パスタ
- 食パン
- 魚
- 野菜
- 果物
も選べたのでヘルシーでした。
すべてが巨大サイズなわけでもなく、周りがみんな大食いというわけでもないので、自分でジャンクフードやお菓子を食べまくらなければ、極端に太ったり食事が偏ることは防げるかと。
スーパーに日本食が置いてあったり、街に日本食レストランもあるので、海外にいても食事に困りにくい環境だと感じました。
日本人にあまり会わない環境も作れる
オーストラリアは人気の留学先なので、周りに日本人がまったくいない環境を作るのは簡単ではありません。
ただ、都市や住居、学校やクラスの選び方次第で、日本人だらけになることは避けられます。
せっかく留学に行っても、日本人とばかり一緒にいて日本語で話していたら、英語力を伸ばし、異文化交流する機会を失ってしまいます。
留学生同士の交流も大切にしつつ、日本人だけで固まり過ぎないようにしたいですね。
オーストラリア留学のデメリット6選

オーストラリアに留学しなければよかったと思うことはありませんが、「ここが困った」ということを含めて、注意点を6つ挙げます。
物価が高い
オーストラリアは日本より物価が高いです。

特に外食は、「このカットケーキで1,000円もするの?!」と驚いた記憶があります。
今はさらに円安が進んでいますが、それでもアメリカやイギリスに比べたらオーストラリアはまだマシな方かもしれません。
留学を検討する際は、最新の授業料、家賃、食費、交通費などを調べて、余裕を持った予算を組むことをおすすめします。
学生ビザにはルールがある
オーストラリアに学生ビザで滞在する場合、
- 学校への出席率
- 学業成績・コースの進捗
を一定以上維持することが求められます。
出席や学業の状況によってはビザに影響する可能性もあるため、留学中は勉強をおろそかにしないように注意しましょう。
紫外線が強い
オーストラリアの紫外線は非常に強いです。
ちょっとした外出でも、日焼け止め、帽子、サングラスなどの紫外線対策を行った方がよいです。

私は夏でも七分袖や長袖を着ていました。
水不足や節水を意識することもある
オーストラリアは乾燥した地域も多く、地域や時期によっては節水が求められることもあります。
私自身は寮生活だったこともあり、使用を制限されることはありませんでしたが、日本とは水に対する感覚が違うことは知っておくとよいでしょう。
訛りが聞き取れない
オーストラリア英語は独特のアクセントがあり、慣れていない人には聞き取りづらいかもしれません。
また、スペルはイギリス英語ベースです。
ただ、オーストラリア英語を絶対に使わないといけないわけではないので、心配しすぎなくて大丈夫です。

自分も課題はアメリカ英語で書いて提出していました。
日本の質の良い日用品が手に入らない
なくて困ったものの例として、シャーペンは学校の売店にもショッピングセンターにも売っていませんでした。
現地はペン文化なので、周りの人は太い黒か青の油性ボールペンで、スケッチブックくらい大きくて厚いリングノートにメモしていました。
身の回りの日用品は、こだわりがある物なら日本から持っていった方が安心です。
オーストラリア留学はこんな人におすすめ

ここまでのメリット・デメリットを踏まえると、オーストラリア留学は次のような人に向いています。
- 高い教育水準の環境で学びたい人
- 治安や生活のしやすさを重視する人
- 多文化に触れたい人
質の高い教育を受けながら、多文化で治安の良い環境でのびのびと過ごせるオーストラリアは、「学びも海外生活も、どちらも充実させたい人」におすすめです。
まとめ:オーストラリアを留学先の候補に入れてみよう
オーストラリア留学には、
- 比較的治安がよく生活しやすい
- 自然を身近に感じられる
- 異文化理解を深めやすい
- 教育水準が高い
- 留学生向けの教育・保護制度が整っている
- 日本との時差が小さい
といったメリットがあります。
今振り返ってみても、オーストラリアを選んだことは間違っていなかったと言えます。
留学先を決めるときは、国のイメージだけでなく、自分が何を学びたいのか、どんな環境で生活したいのか、どんな経験をしたいのかを考えてみてください。
そのうえで、オーストラリアも留学先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
留学先が決まったら、次は具体的な準備を始めていきましょう。
留学までの流れを知りたい方は、こちらのロードマップも参考にしてみてください。





