留学前は慌ただしいですし、ただですら緊張や不安な中、出発してから「アレやっておけばよかった!」と焦ったり後悔したくないですよね。
そこで今回は留学前にやっておけばよかった、やっておいてよかったこと23選を7つのテーマに分けてご紹介します。
筆者は学生時代にオーストラリアに1年交換留学をしました。
その時の経験から、事前準備について思い出せる限りすべてお伝えします。
人によって必要・不要が変わりますが、ぜひ参考にしてみてください。
日本にいるうちにやれるだけのことをやって、不安要素をなるべく減らして留学を開始しましょう!
留学手続きで必要編

留学手続きを進めていく中で用意するよう言われる項目3つです。
パスポートを申請・更新する
パスポートがないと出入国できないのでこれはマストです。
まだ持っていない人は申請をし、既に持っている人も有効期限が切れていないか確認しましょう。
申請から受け取りまで通常2週間程度かかるので早めに取りかかるのがよいです。
ビザを申請する
現地の入学許可証がもらえたらビザを申請するよう指示があると思います。
渡航目的や滞在期間によってビザの種類が異なるので、指定のものを早めに申請しましょう。
海外保険に加入する
オーストラリアの話になりますが、学生ビザを申請する場合は、OSHC(海外留学生健康保険)と呼ばれる指定の保険に加入することが義務付けられています。
OSHCでカバーされていない分に関しては、私はプラスで日本の海外旅行保険にも加入しました。
各所手続き編

留学が決まったら各所にて必要な手続きを忘れずに行いましょう。
会社・学校の手続きをする
会社員の場合は会社に、学生の場合は学校に留学について連絡し、必要な手続きを行いましょう。
役所の手続きをする
留学期間が1年以上の場合は、役所に海外転出届を提出します。
とりあえず何をしたらいいか全部教えてくれるはずなので、お住まいの地域の役所へGOです。
調べる編

ここからは事前に調べておいた方がよいこと、メモや印刷しておいた方がよいことをご紹介します。
渡航先の国について学ぶ
文化や歴史、経済や政治について最低限知っておいた方が、キョトンと置いていかれることなく話についていけますし、より深く学べます。
また、宗教や治安について注意すべきこと、お国柄なんかも調べておきましょう。
カルチャーショックを最小限に抑えられます。
日本について学ぶ
留学先では日本や日本語について聞かれる機会がよくありますが、意外と答えられないものです。
むしろ海外の人の方が詳しかったり、自分が行ったことのない土地を観光していたりします。
日本の有名な場所やカルチャー、日本食などポップな話題から、経済状況などちょっと真面目なトピックも簡単に説明できると話が膨らみます。
交通手段を調べる
空港から滞在先、滞在先から学校やスーパーなど、行動予定圏の交通手段はあらかじめ調べておくと当日に焦らずに済みます。
ちなみに私は空港から寮へのタクシーを予約しておきましたが、飛行機の乗り換えに遅れて予定時間に到着できず、空港で電話を借りても通じないという、初日からヒヤッヒヤな経験をしました汗
幸い、タクシー乗り場で担当者が名簿を持って待っていたので乗らせてもらえましたが、予約しておいてよかったです…
行きたい観光地の目星をつける
現地で余裕ができてから旅行先を調べてももちろんOKですが、絶対に行っておきたいスポットがあれば先にリストアップしておくとよいです。
生活と勉強に慣れるのに必死で、ようやく休みと思ったら現地学生は帰省してしまって留学生は取り残されたり、ツアーの申し込みに間に合わないなんてこともあり得ます。
旅行に行きたい時期や場所、航空会社やツアーなどをさらっと調べておくと、いざ計画を立てる際にスムーズです。
勉強編

してもしても足りることのない勉強編です。
TOEICを受験する
留学に行く前と帰ってきた後にTOEICなど英語の試験を受験しておくと、どれくらい英語力が伸びたかを知ることができます。
IELTSやTOEFLは帰国後にまた留学や移住をしない限り、その後の就職で使うことはほぼないのでTOEICがおすすめです。
英会話の練習をする
文法や単語、自分が学びに行く分野の知識はあればあるほど役に立ちますが、特に英会話はやっておいてよかった、もっとやっておけばよかったと思いました。
私は留学前に2年ほど英会話スクールに通っていましたが、完全英語漬けの生活はまったく別物です。
しかも、さすが他民族国家のオーストラリアではアクセントも様々で全然聞き取れず、自分の英語力とコミュ力のなさにめちゃくちゃ落ち込みました…
英会話アプリもありますが、できれば英会話スクールで対人と色々な場面や話題を想定した対話練習をしておけると理想的です。
お金編

現地でのお金の利用方法として現金、クレジットカード、銀行口座(海外送金)、プリペイドカードなどがありますが、支払いの手段はいくつか用意しておくと安心です。
クレジットカードを作る
普段の買い物や飲食店での支払いにはクレジットカードが便利です。
国際ブランドのVisaかMastercardを最低1枚、できれば両ブランド1枚ずつの計2枚持っていると、どちらかが使えなかった時にもう一方を試せるので安心です。
私は現地に銀行口座は開設せず、基本的にはクレジットカードで支払い、寮費など金額が大きめの支払いにはキャッシュパスポート(プリペイドカード)を使っていました。
現金を両替する
いざという時のためにある程度現金は用意しておいた方がいいです。
少額の支払いには現金のみといった小さなお店もありました。
お財布の中に少し、部屋の中の安全な場所(鍵をかけられる引き出しやスーツケースの中)に少し入れておくとよいと思います。
通信編

見落としがちだけど事前確認必須の通信まわりです。
スマホの契約を確認する
日本で使っているスマホの設定を切り替える必要があるので、契約キャリアのウェブサイトまたはショップで確認・相談してみましょう。
私は現地でオモチャのような小さい携帯電話を買ってプリペイドチャージし、最低限の電話とメッセージ機能のみ使い、日本から持って行ったスマホはWi-Fiのあるところでのみ使っていました。
節約はできますが、不便なのであまりおすすめしません笑
外でインターネットが使えないので、事前に写メったり印刷して、人間オフラインでもなんとか生きていけることは学べました。
日本から持って行ったスマホに現地のSIMカードを入れて使っていたっぽい友人は便利そうでした。
ネット環境を確認する
学校や滞在先のネット環境は必ず確認しましょう。
学校では無料Wi-Fiが使えたり、パソコンルームが利用できる場合があります。
滞在先でもWi-Fiが使えるのか、または有線LANケーブルを持って行った方がいいのか、通信料は滞在費に含まれるのかも要チェックです。
無料で使える連絡手段を用意する
LINEやWhatsApp、Gmailなど無料で使えるアプリをスマホやパソコンにあらかじめ設定しておくと、現地から日本にいる家族や友人にパッと連絡できます。
現地の人との交流はほとんどFacebookやMessengerだったので、アカウントを持っているとお友だちを増やしやすいです。
その他行くべし・やるべし編

目標を立てる
留学生活を漠然と送ってしまわないように、何を達成したいのか明確にしておくとよいです。
なかなか思うようにいかず心が折れそうになった時も、「これを叶えるためにここまで来たんだ」と自分を奮い立たせてくれます。
荷物を揃える
現地ですぐに使いそうなものや使い慣れているものは、少量ずつ日本から持って行った方がいいです。
渡航後すぐに買い出しに行けなかったり、行っても欲しいものが売っていない可能性もあります。
貴重品は手荷物、必需品はスーツケースに入れて自分で持っていき、あとはあらかじめ滞在先に荷物を送っておくか、実際に生活してみて必要に応じて日本から送ってもらいましょう。
持ち物については、以下の記事でまとめているのでチェックしてみてください。
病院に行く
現地で病院にかかるとなると、すぐに受診できなかったり、高額な医療費がかかる場合もあるため、渡航前に必ず検診や治療を受け、必要な薬を処方してもらいましょう。
特に歯の治療は海外旅行保険でカバーされないことが多いので、歯医者は絶対に行っておいた方がいいです。
美容院に行く
現地の美容院に行って希望の髪型にしてもらえるかチャレンジしてもいいですが、失敗したり割高になる可能性を考えたら日本で行っておいた方が確実です。
滞在期間がそれほど長くない場合は、スタイリングが不要な髪型で短めに切っていけばなんとかなります。
日本食を食べる
留学先ではなかなか日本食を食べられないので、出発前に存分に食べておくといいです。
親の手料理も恋しくなるので、食べたいものがあれば作ってもらっちゃいましょう。
現地で日本食レストランに行ったり、アジアンマーケットで日本の食材をゲットして自炊することもできますが、私はなるべく日本食は我慢して帰国後の楽しみに取っておき、それを糧に勉強していました。
度胸をつける
現地では授業のディスカッションも、人とのコミュニケーションも、自分から動いて発信しないと相手が空気を読んでくれることはほぼありません。
「社交的」「コミュ力モンスター」の人は心配ないですが、自分の意見を伝えるのが苦手な人は、授業やミーティングで手を挙げたり、ちょっと発言してみると練習になります。
趣味グッズを用意する
スポーツや音楽など趣味があれば、持って行けそうなグッズを用意しておくといいです。
自己紹介や話のネタになりますし、同じ趣味を持つ人と仲良くなるきっかけになります。
また、勉強の息抜きや長期休みで暇ができた時、気分が落ちて自分を鼓舞したい時のお供になります。
まとめ:事前準備は心の余裕につながる!
今回は留学前にやっておくべき準備をご紹介しました。
特に初めて留学する人は、ひとり異国の地に飛び立ってサバイブするなんて不安でないわけないです。
現地で少しでも安心して生活できるよう、日本での準備を万全にして出発日を迎えましょう!